おすすめ資格はまだまだあります。
前回のブログに書ききれなかったので、今回も理学療法士や作業療法士が持っている資格についてまとめたものをご紹介していきます。
福祉住環境コーディネーター
この検定資格は、訪問リハビリや在宅復帰を支援する分野で仕事をしているセラピストには有効な資格だと思います。
家屋評価の際にバリアフリーの考え方や手すりの位置、住宅改修を行う際のポイントなどを学ぶには手ごろでもってこいの検定資格です。
福祉用具業者の方、建築デザイナーの方、工務店の方など、福祉や建築関係の仕事に従事されている方が多く取得されている資格です。
医療・福祉従事者の中では、介護福祉士、ホームヘルパー、福祉用具専門相談員、理学療法士の受験者が多い資格です。
受験資格に関する条件は設けられていないため、インターネットや電話で簡単に申し込みをすることができるのも魅力です。
受験料は1級で11,000円、2球で6,600円、3級で4,400円となっており、1級を受験するには2級の試験に合格している必要があります。資格には有効期限はありません。
精神科訪問看護基本療養費算定要件の研修会
長くてわかりにくい名称となっていますが、要するに〝精神科の訪問リハビリ〟を実施した際に算定要件を満たすための研修会です。
この研修を終了していれば、精神科訪問看護を実施することができるようになります。
この資格は、3日間合計21時間の講義全てを受講することで免許証を付与してもらえます。筆記試験がないため、長時間の講義に耐えるだけでもらえる点が魅力です。
ちなみにこの資格は医療従事者では看護師と作業療法士は受講できますが、理学療法士は受講資格がありません。そのうち理学療法士も受講資格が与えられるとは思いますが。
東京都の場合は一般社団法人日本精神科看護協会・一般社団法人東京都訪問看護ステーション協会で共催しています。
受講料は上記の協会員であれば21,600円、非会員は43,200円とかなり強気な料金設定となっていますが、この資格は会社が研修会費を支給してくれるところも多いようです。
特に訪問看護ステーションに勤務しているセラピストであれば、事業所自体がどちらかの会員になっていることが多いので会社を通して申し込みをした方がお得です。
福祉用具専門相談員
あまり聞きなれない資格かと思いますが、この資格を持った従業員がいなければ介護保険の指定を受けた福祉用具貸与・販売を行う事業所を運営することができない重要な資格です。
資格を取得するには、都道府県知事が指定した業者が行う〝福祉用具専門相談員指定講習〟を受講して50時間のカリキュラムを終了する必要があります。
また、講習の最後に筆記による支援プランの作成課題がありますが〝試験〟というほどそこまで難しいものではないようです。
受講料は都道府県や委託先の業者によって異なり、テキスト込みで30,000円〜70,000円、受講期間は7日で終わるものから3ヶ月かかるものまで様々です。
私自身もこの資格を取得してみようかと思って調べてみたのですが、理学療法士や作業療法士の場合はすでにこの資格と同等の知識を有しているものとみなされているようです。
そのためこの資格を取得したからといって特別できることが増える訳ではありませんが、利用者さんからの相談に応じられるだけの知識はしっかりと備えておく必要があると感じました。
まとめ
理学療法士や作業療法士が取得している資格についてさらに調べてみると、
⑴セラピストの資格がなくても取得できる資格が多くある。
⑵資格によっては会社から補助を受けて取得することができるものもある。
⑶受講料はどこも高く設定されているため、料金に見合うだけの資格かよく検討する。
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