意外と身近な話
理学療法士や作業療法士が働くことのできる職場では、比較的短い期間で退職をしていく人が多い印象があります。
私自身も3ヶ所の職場で仕事をしてきましたが、12年間で合計で30人以上の送別会に参加しています。それほど人の流れが多いのには理由があります。
それは〝資格〟を持っていることが大きく影響しています。手に職があれば、基本的にひとつの職場に縛られている必要はありません。
逆の見方をすれば、転職を決める背景には会社を辞めようと思った理由があるということになります。ステップアップや寿退社を除くと、どんな理由で会社を辞めようと思ったのか気になります。
そこで今回は〝辞めるべき会社〟について給与面や人間関係まで、どのような傾向があるのか調べてみることにしました。
給与が安い・昇給のチャンスがない
まれに〝この仕事はお金でやるものではない〟〝やりがいがあれば給与は二の次〟という意見を持っている方と出会いますが、自分の時間を切り売りした対価として貰えるものは貰いましょう。
実際に給与面に不安を感じる会社の多くは〝給与の未払い〟や〝ボーナスのカット〟が行われているケースがあるようです。
こうした対応をしている背景には、資金繰りが悪化している場合や、倒産の危機に陥っている可能性が高いといわれているので注意が必要です。
実際に私が勤務していた病院でも、リハ部門は忙しく仕事をしていたにも関わらず全体では赤字経営が続いていた結果、他の法人に買収されてしまいました。
やりがいや働きやすさだけで職場を選ぶのではなく、給与を支払っている会社側の懐事情にもアンテナを貼っておいたほうがいいようです。
有給休暇が取得できない
こちらもよく聞くケースでありますが、有給休暇の取得を申請しても上司の判断で却下されてしまうことが続いている職場はよい環境とは言えません。
私の知り合いで訪問看護ステーションに勤務する理学療法士の職場では、有給を取得する場合は当日の利用者さんがすべて振り返るか代替スタッフを見つける決まりがありました。
一人でも割り振りが出来ない場合は有給を認めてくれないという厳しい条件が課せられていました。そのため、自然とスタッフ同士の絆も深まり協力的になっていくそうです。
いずれにしても、有給休暇が取得できない会社にいるメリットはひとつも見当たりません。
謎のルールが存在している
業務開始前の朝礼持に行う体操や掛け声によるスキンシップ程度であればよいですが、中にはとても理解に苦しむ謎ルールが横行している職場もあるようです。
私が以前勤務をしていた訪問看護ステーションでは、誕生日の人にみんな割り勘でプレゼントを購入するという仕来りがありました。
始めのうちは楽しそうにやっていたのですが、次第にプレゼントを考える役割を押し付けあうようになり、いつしか自然消滅していきました。
それ以外にも、朝のお茶くみや机拭きが義務付けられていたり、新年会や忘年会は強制参加だったりとひと昔前では当たり前のような風習も現在では問題視されるようになっています。
上司が面倒くさい
上司たるもの凛と構えて堂々としていてもらいたものですが、必ずしもそのような上司の元で働けるとは限りません。
物事の解釈が一般常識からズレていたり、それに気づかずに問題が発生した後で動揺してみたり、大きなため息をついてみたり、気分の浮き沈みが激しかったりとその課題点は人それぞれです。
ちなみに、これは自分が実際に遭遇したことのある面倒な上司を羅列してみました。今思い返してみても面倒な人はどこにでもいるものだと実感しました。
まとめ
辞めたほうがいい会社の特徴は、
⑴給料や有給休暇などの待遇面に違和感がある。
⑵面倒な人間やルールがある。
⑶働くモチベーションがなくなったら辞めどきかも。
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