あなたの給料は平均以上?それとも・・・
看護師やPT・OT・STとして仕事をしている以上、給料が気になる人は多いと思います。私自身も転職をするきっかけは〝給料〟を含む待遇面に重きを置いていました。
資格ありきの仕事ですから、逆にいえばどこで働いてもやることは大きく変わりません、それならばより待遇がよい職場を探さない手はありません。
ただ、実際に求人サイトを覗いてみると、見栄えの良い数字が目立つ求人も多くヒットしますが、実際に働いてみると思ったより給料が少なったとうケースもあるようです。
そんな中、介護労働安定センターから各職種の給与データが公表されていたのでご紹介します。
介護業界の平均は〝357万円〟
今回のデータは、公益財団法人 介護労働安定センターが2021年に実施した調査結果です。
介護労働安定センターのリンクはこちら
職種ごとの給料は以下の通りとなっています。
職種 | 給料 |
看護師 | 430万9855円 |
PT・OT | 415万7222円 |
ケアマネジャー | 393万7569円 |
ホームヘルパー | 339万8991円 |
介護職員 | 357万2439円 |
サービス提供責任者 | 399万5304円 |
生活相談員 | 389万6774円 |
管理栄養士・栄養士 | 376万8168円 |
ボーナスはどれくらいもらっているの?
ボーナスについてみてみると〝あり〟は72.9%、〝なし〟は9%、〝無回答〟は18,2%という結果がでています。訪問看護ステーションの中には、ボーナスなしや年2回それぞれ1ヵ月分という事業所が多くみられます。
ちなみにボーナスが支給されている事業所の平均は、61万7452円となっています。
ボーナスだけをみると魅力的な数字を提示しているところもありますが、総支給額を年俸に置き換えてみると以外に基本給を安かったり、昇給額が基本給に上乗せされず手当が増額しているケースもあるので注意が必要です。
訪問看護ステーションの給与事情
訪問看護ステーションにでは、主に看護師・PT・OT・STの職種がメインとなっています。近年の傾向では、看護師の介護報酬は改定の度に増額されています。一方で理学療法士や作業療法士のほうは、残念ながら改定ごとに算定できる報酬は減額が続いています。
さらに指示書や介護予防分野で介入に際してひと手間ふた手間が加わったことで、以前に比べると稼ぎにくい状況に追いやられている印象です。
こうした傾向は、求人面での待遇の差として顕著にみられるようになってきました。特にリハビリでは基本給は変わりがないものの、インセンティブの条件を厳しくしたり、報酬の単価を引き下げる事業所も出てきています。
リハビリは引く手数多といわれている一方、医療経済学の観点からみるとこれからも冷遇される傾向は続いていくのかも知れません。
まとめ
介護分野の給与実態を調べてみたら、
1、リハビリ職員の平均給与額は〝415万7222円〟だった。
2、看護師は〝430万9855円〟で職種別でトップの給与だった。
3、介護分野におけるリハビリ職は、今後も引き締め傾向が続いていく可能性がある。
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