自治体の高齢者福祉サービス

気づいたこと

介護保険を使わずとも

訪問リハビリを利用されている利用者さんの中には、訪問介護や訪問入浴と併せて〝j自治体が提供している高齢者福祉サービス〟を使われている方がいます。

よく使われているは、家政婦さんとして時給で家事援助をしてくれるものがあります。このサービス最大の特徴は介護保険を介す必要がないことです。

介護保険で利用するサービスには、一応の規則が設けられているため、サービスごとにやっていいことと、やってはいけないことが明確に線引きされています。

そこで、介護保険の点数上限や利用規約の制限を受けることなく利用できる〝自治体の高齢者福祉サービス〟について調べてみました。

生活支援ヘルパー

65歳以上の方を対象に、掃除や洗濯、家事や介護などの支援を受けることができるサービスです。

自治体によっては介護保険を利用されていない方や独居の方に限定されていたり、利用期間や時間にも上限が設けられていますが、一時間あたり300円程度で利用できるのは魅力的です。

また、同じようなサービスで〝有償のボランティア〟も利用することができます。こちらは利用規約に大きな平原はなく、一時間700円程度で家事援助をしてくれます。

高齢者紙おむつの支給

紙おむつを必要とする高齢者の方を対象に、自治体が指定した紙おむつ等支給品の中から希望するものを支給してもらえるサービスです。

支給してもらうことができる対象者は、要介護1以上の方で常時失禁状態にある方が対象となっています。所得の多い方や介護保険施設に入所している方は対象外の自治体もあるようです。

支給枚数はサイズによって異なりますが、50~60枚程度で送料無料で届けてくれるのもありがたいところです。

なお、紙おむつの持ち込みが禁止されている病院に入院している場合には、おむつ代として5,000円程度の現金支給を受けることができます。

高齢者の理容・美容サービス

こちらは自分で美容室に行くことができない方向けのサービスで、65歳以上で要介護3以上の認定を受けている方が対象となります。

一年間に6回の利用を上限に、一回当たり1,500円ほどの自己負担で美容師さんや理容師さんが訪問してくれるのはとてもありがたいサービスです。

美容室へ出向き散髪をしてもらう動作はかなり高いハードルに感じますが、このサービスであればそこまで負担にならずに散髪することができます。

認知症高齢者外出支援

認知症高齢者の方の外出機会を支援する目的に加えて、介護をされているご家族の用事や休息を行う時にも利用できるサービスです。一時間100円で利用できます。

利用できる方の条件として、要介護認定を受けていることと、認知症高齢者の日常生活自立度2~3程度、障がい高齢者の日常生活自立度J1~A2程度となっており、比較的介護や見守りがしやすい方が対象のようです。

日常生活用具給付

このサービスは調べていて一番魅力を感じたサービスです。なんど、調理家電や空気清浄機などの購入費用を負担してくれる制度です。

シルバーカーの購入は2万円、空気清浄機は4万円、調理家電は3万円など、意外と高額な給付を受けることができます。

利用できるのは65歳以上の方に限られ、購入できる物にもある程度の制限が設けられていますが、使用して損することはないサービスです。

ちなみに、私が住んでいる自治体の制度を調べているので、もしかすると他の自治体では違うサービスがあるかもしれませんが。

まとめ

自治体が行っている高齢者福祉サービスについて調べてみたら

⑴介護保険を使用しないため、自由度の高いサービスが多くある。

⑵自治体で運営されているため、利用料金もリーズナブルなものが多い。

⑶自治体ごとで異なるサービスが設けられているので、調べてみる価値あり。

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