優秀なスタッフが長く働けるために
私は今まで二度転職をする機会がありました。いずれも目的は同じでやりがい仕事ができる環境を求めて転職をしたというのが本音です。
〝三十代前半で二度も職場を変えて大丈夫なのか〟と思う方もいるとは思いますが、今のところ大きな問題は発生していません。
ひと昔前までは一度も転職を経験することなく定年を迎える方が多かったように思いますが、最近は事情が少し異なるようです。
特に医療・福祉の業界では、専門の資格を持って仕事をしているため、職場が合わないと思えばすぐに転職をすることができてしまいす。
その分、優秀で共に働いてほしいと思う同僚がいても、些細なことがきっかけですぐに去って行ってしまうさみしさも併せて持っています。
そこで今回は訪問看護ステーションにとって〝働きやすい職場〟とはどのような環境なのかについて思ったことをまとめてみました。
風通しのよい人間関係
働きやすい職場と聞かれてまず一番に思い当たるのが〝人間関係〟ではないでしょうか。離職理由のアンケートでも上位にランクインするほど重要な部分を占めています。
実際に楽しく働けている職場では、給料や通勤時間など条件に多少の不満があっても、辞めずに働こうと思っている人は多いようです。
人間関係がよいとコミュニケーションが取りやすくなります。些細なことでも相談できる環境があるだけで、情報共有も過不足なく行うことができるようになります。
訪問看護ステーションという職場柄、基本はひとりで訪問に出ている環境だからこそ、事務所に戻って楽しく話せる雰囲気は必要不可欠といえるのかも知れません。
上司のメンタルが安定している
これは誰でも一度は経験があることだと思います。私自身も気分屋の上司の元で仕事をしていた経験がありますが、決してよい気分ではありませんでした。。
その上司は気分の浮き沈みが激しく、その立ち振る舞いが周囲へストレスを与えている自覚もない状況でした。そのため、離職者は後を絶たず多くの同僚が去っていきました。当然ですが私も去りました。
中間管理職のような立場になった現在では、上記したような立ち振る舞いをしないよう、身を引き締めて望んでいます。
訪問看護という仕事柄、訪問先では常に気を張って仕事をしています。さらに事務所に戻ってから上司に気を遣っていたのでは気持ちを休める時間がありません。
プライベートで色々と大変なこともあるとは思いますが、仕事に私情は持ち込まず常に一定の情緒で接することができる人がいる職場はそれだけで恵まれた環境と言えるかもしれません。
残業がなく有給休暇が取りやすい
業務内容とは別に〝仕事に取り組む環境〟も働きやすさを左右する要因となります。世間では残業時間の上限やサービス残業などが問題になっていますが、訪問看護ステーションではあまり残業はありません。
基本的に定時を過ぎてから追加で訪問が入ることはなく、あっても事務所で行う事務作業くらいです。そのためほとんどのスタッフは定時で退社することができています。
そのためたくさん残業をして〝残業手当〟の発生を狙っている方にはあまりおすすめできる環境ではないと思います。
訪問看護ステーションにおける〝有給休暇の取りやすさ〟は事業所によって千差万別です。そのため、入職する前の段階からしっかりと確認をしておく必要があります。
休み日の訪問予定者をある程度振替ができれば良しとする職場もあれば、利用者全員の振替ができなければ休みを認めない厳しい職場も存在しています。
ちなみに人間関係がよい職場には協力的なスタッフも多く、休みやすい職場は人間関係がよい職場と言えるのではないでしょうか。
まとめ
訪問看護ステーションの働きやすさとは
⑴コミュニケーションが取りやすい、風通しのよい人間関係であること。
⑵気分屋の上司のもとでは去っていく部下が増えてしまう。
⑶人間関係のよい職場は休みも取りやすい職場でもある。
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